外貨への分散。
僕は金融資産の10%を外貨(米国ドル)で運用しています。
預け先は銀行の外貨預金と証券会社の外貨MMFです。
外貨運用 10%
海外ETF 20%
日本国債15%
円定期 35%
円預金ほか 20%
ざっとこのような配分です。
海外ETFを含めると30%が円以外のドル資産ということになります。
わずかな資産ですしアセットアロケーションとかリスク配分を深く考えたことはありません。
自然とこうなったという感じです。
以前に資産形成について記事(「資産形成は長い道のり」2018.4.20)にしましたが、外貨といえども資産運用です。あくまでも勤倹貯蓄し、ゆとりがあればその資産配分を考えるのが道すじです。
配分を決めるにあたって、われわれは日本で生活し日本国にすべてを委ねているわけですから、稼いだ円は外貨に分散するのが本来のリスクヘッジです。
仮に東南アジアの島国で脆弱な通貨をベースに暮らしていたら間違いなくドル転を急ぐはずです。
しかし、幸い世界でもっとも豊かな国で暮らしており、1000兆円を超える債務国とはいえまだまだ日本円は安全通貨のひとつです。
それと為替レベルも1ドル110円をウロウロしている現在が円高なのか円安なのかは誰にもわかりません。
通貨をはかる物差しに購買力平価というものもありますが、2011年にドル円が80円を割った時でもまだ円安だといわれていました。
長期的には円安が予想されます。
しかし、人生は有限です。
本当に必要なときに思わぬ方向に為替が動いて資産を毀損するのも本意ではありません。
というわけで当面は、上のようなどっちつかずの資産配分を続けていくつもりです。
人生がこの先長いのか短いのか、それが一番のリスクです。
仮に少しの資産を家族に残せてもも「なんだあの親父ドルばっか残しやがって」と言われるのも気がかりですしね。