50代のアルバイト。早々と撤退。
前回アルバイト生活をはじめたことを書きましたが、この度お恥ずかしながら退職の運びとなりました。
2か月あまりで退職です。
何をやってるんでしょうね。
結論から申し上げますと退職の一番大きな理由は、通勤時間を含めた拘束時間にあります。
某国際空港へ勤務したのですが自宅から勤務先までドアtoドアで1時間半を超える通勤となり帰宅も23時になる日がつづいていました。
自由に働くはずがこれじゃかえって不自由じゃないかというのが結論です。
何とかなるだろうと安易に考えていました。反省です。
しかしながら、国際空港での仕事はとても充実していました。
詳細は省きますが、国内外のお客様と楽しくコミュニケーションを取れる機会を得たことと仕事仲間にも恵まれました。
バンクーバー・シアトル・ホノルル・メルボルン・上海・セブ・ドバイ・ドーハ様々な場所へフライトする乗客やクルーを眺めながら、彼らが向かう街並みや暮らしを想像するのも楽しみのひとつでした。
ターミナル内で活躍する他の職種の人々とも仲良くなれましたし、一日の時間の流れも早く刺激的な毎日でした。
1つだけ難点もありました。それは逆に自分とは合わない人間関係もあったということです。
敵半分味方半分がどの職場の鉄則です。集団生活や組織には一定数の困った人々、つまり高圧的で暴力的なコミュニケーションしか取れない人間がいるものです。
30年間会社生活をしてきたので、頭のおかしい人々との付き合い方はある程度慣れていますが、やはり不快なものは不快ですね。
こういった人々へは、
①無視されても挨拶は自分からする
②無理にコミュニケーションを取らなくて良い
③理不尽な指摘や叱責には「ありがとうございます」と大人の対応をする
といったところでしょうか。
所詮アルバイトですからイヤなひとと働くくらいならさっさと辞めちゃっても良いなと思うこともありました。
時給いくらの仕事ですし、困ったひとがいるおかげでちっとも幸福に思えないなら辞めるのもありだと。
イヤなひととつきあわないという"選択の自由"があるのも今ある立場の強みではないかと。
冒頭に書いた通り99%の人々とは充実したコミュニケーションが取れました。退職日には「辞めてもまた来いよ」「また戻るんだからユニフォーム返さなくて良いよ」といったうれしい言葉もかけてもらいました。
総括すれば自分にとっては理想に近い働きやすい職場でした。
しかし残念ながら今回は結論を急ぐことにしました。
あの空港からみた美しい夕焼けをまたいつかどこかで見れたらいいなと思っています。
深呼吸して空を見上げたときのきれいな空をまた探しに。
また一歩踏み出すことにします。