50代のアルバイト。
前回の記事で退職と同時にアルバイト生活をはじめたことを書きました。
もともと正規非正規にこだわらない生き方をしていこうと考えていましたので、50代でも雇ってくれそうな、そしてこれならなんとかできそうだという職種を選んで4社へ応募しました。
今までの経験を生かすのが本来のセオリーなんでしょうが、こだわりを捨て、わずかなプライドも捨て、まずは雇ってくれそうなところへ面接に行ってみました。
50代のおじさんですから断られるかと思いきや、4社とも是非ウチにとの嬉しい回答。
人手不足なんですねどこも。
アルバイトを選ぶ時の基準は、
①50〜60代シニア活躍中
②未経験者歓迎
でした。
基本的にアルバイトやパートは採用する側から見れば、使いやすい人間の方が良いわけで、同じ仕事をやってもらうなら若い方を選ぶに決まっています。
僕が採用者で(実際にやってましたが)、仮に事務パートを選ぶなら経験ばっちりのおじさんより20〜30代の女性を優先するはずです。
50代男性の立ち位置をしっかりとイメージしておかないとどこも採用なんかしてくれません。
勘違いは禁物です。
結果的に国際空港出発ロビーでのアルバイトを選びました。
これならできそうだというイメージがあれば、勇気を持って飛び込むだけです。
所詮アルバイトなんですから。
週4日勤務の契約で1カ月が過ぎようとしています。
アルバイトとはいえ、新しい人間関係、慣れないマニュアルにも追われ、思ったより緊張感のある日々を過ごしています。
なんでこんなところにいるんだろうと思う時もありますが、深呼吸をして空を見上げると旅客機が飛び立っていくのが見えます。
飛行機雲が見れるときがあったり、赤く染まる素晴らしい夕焼けに出会えたり、こんな人生だけどそんなに間違ってないよなと思える瞬間です。
今は1日1日を精一杯生きるのが最優先事項です。
家族そろっていつかあの旅客機に乗り遠い国を旅してみたいですね。