会社を離れました。
2019.3.25に会社を離れました。
退職にあたっては内外多くの関係者から「しんしんさんがいたからみんな安心して仕事ができたんだよ」とか「しんしんさんだから会社がまわってたんだよ」「いなくなって会社大丈夫かよ」とかうれしいお言葉をいただきました。
誰かがいなくなってもなんとかなるのが会社とは言え、やってきたことはそんなに間違えていなかったのだなと感じた瞬間でした。
僕がやってきたことは、会社の中の実務です。今後の経営を左右する大きな決断を迫られるような要職ではありません。
もちろん管理職ですからその時々で判断をしなければいけないことはありましたし、伝えづらいことを言い渡すこともありました。
そんな時は、「6割当たっていればいいや」とか「わからないときは勇気をもってボタンを押そう」とか自分に言い聞かせながら、前へ前へ回るように判断してきたつもりです。
それとまわりのみんなに気持ちよく仕事をしてもらいたい、良い空気感の中で仕事をしてもらいたい、ということも大事にしてきました。
できるだけ困っているひとを助けてやろう、ひとの不満を聞いてあげよう.....などなど。
自分でいうのもなんですがまあまあの出来だったと思います。
たくさんの思い出やできなかった悔しさもありますが、一旦離脱します。
思えば幼稚園~大学、そして1度の転職を挟んで30年の会社生活と常にどこかの組織に属してきたわけですから、どこにも所属していないというのはどことなくふわふわとした気持ちです。
集団生活が嫌いで、なかなか組織に馴染めない自分を奮い起こしながらやりくりしてきました。
その時々で楽しんだり充実感も味わい、お金もそれなりに稼いできましたから、これまで幸福な人生だったと思います。
自由とは人生に複数の選択肢をもつことだ。
自分の人生を会社に委ねない。
会社を中心に人生を設計しない。
いつか本で読んだこの言葉がいつもちらついています。
とはいえそんなに格好良くは生きられませんし、実際にはなんらかの仕事もしていかなくてはなりません。
でもせっかくの人生なので動けるうちは好奇心旺盛に生きていこうと思います。あれこれ試したり、学んだりしながら。
振り返らず前へ前へですね。