セリーグパリーグオンパレード
以前の記事(2018.05.07)で僕が小売の本部スタッフとして働いていることを書きました。
小さなローカルストアですので「ひと・もの・金」といわれる経営資源は極めて脆弱です。
ひとの出入りは激しいですし、違◯労働、決算書の改◯、助成金や保険の不◯受給など数えあげればきりがありません。
これらを本部の僕が中心になって切り盛りしてるわけです。もちろん不本意ながら。
セクハラ(セリーグ)とパワハラ(パリーグ)ももちろんあります。
実は後者の対応にこの一週間追われていました。
経営トップに可愛がられている人間が暴言、暴力を行なっていたことが判明し、とうとう僕の出番です。
正義感のかけらもない僕ですが、「暴力は指導の一戦を超えているし異常である、今後雇用の継続はない」と抗議しました。
この手の人間は喧嘩上手ですから、防戦に回りそうになりましたが、正義はこちら側にあります。ひるまず毅然とです。「とにかく会社としての判断を仰ぐ」ことを伝えました。
警察でもどこでも行っていいよとまくしたてられましたが。
ここからがたいへんでした。
日常的に「お前なんか死ね」とか胸ぐら掴まれたりしてたわけですから、「即日解雇」は当然と思っていました。
本人もそのつもりでした。
ところがですよ、経営トップは辞めさせたくないと判断したわけです。
結局、被害者側も罪を許していることもあり、彼はわずかな自宅謹慎で復帰することとなりました。
余計なことをしたのは僕だったようです。
社内の士気はガタ落ちです。
ここでの教訓は閉塞感のある世界では、正しいことが正義とは限らないということです。
外部から閉ざされた空間では歪んだ判断がなされることがあるということです。
理不尽なこと、許せないことに遭遇したら、①なかったこととして無視する、②徹底的に争う、この二つしかありません。
僕は後者を選びましたが力及ばずでした。
今後は、暴力沙汰を起こした彼とは付き合うつもりはないですし、関与しないつもりです。
きっといい死に方はしないと思います。
「おてんとうさまは、見ているぜ!」(by寅さん)です、絶対に。
ちょっと生々しくなってきましたのでこのへんにしますが、これから社会に出て行く若者は、こういった被害に遭遇したら勇気をもって逃げてください。損害賠償レベルですからね。
ちょっと不快な話で申し訳けありませんでした。
これがこの夏小さな会社で起きた、大きな出来事です。