とにかく生き延びていくことが最優先です。
この間テレビで、40億年後には確実にアンドロメダ銀河とわれわれの太陽系がある天の川銀河がぶつかるという話をしていて驚きました。そして既に新しい銀河の名前も決めてあるそうです。
地球の誕生から46億年、人類の誕生から700万年を思えばそんな先のこと考えてもね、ということになりますが、地球にもいずれ大きな変動期や寿命がやってくるのかもしれません。
われわれの遠い孫たちのことを考えると、できれば恐怖に怯えることなく生き続けて欲しいと願うばかりです。
とはいってもハルマゲドンとか世界が滅亡するといった不安を煽る詐欺の類ではありません。
遠い遠い地球の未来に思いを寄せれば現代社会でわれわれが悩み悪戦苦闘してることは取るに足らないことばかりです。
煩わしい人間関係に付き合い、誰かと比較したり、妬んだりひがんだり、そして誰かに承認されたい、負けたくない、愛されたい、綺麗になりたい、カッコつけたい、モテたい、あれも欲しいしこれもやりたいと日々奔走しています。
農耕生活がはじまり集団生活を余儀なくされた人間は、たくさんの付属品を身にまとわなければならなくなりました。現代はさらに窮屈な時代です。これが文明であり進化です。
遡れば、人類の祖先は、両手を自由に使えて食糧や水を家族や仲間のところへ持ち帰るために立って歩くことをはじめたそうです。
家族に感謝されながら食欲を満たすことに幸福感と充実感があったそうです。
地球の未来、日本や世界の将来、自分や家族の将来はわかりませんし、不安材料は尽きません。
不安は弱い人類が進化していくための大事なスキルのひとつですし、それと不安のない世界は不気味でグロテスクです。
不安はいつもそばにあるもの。仲良く付き合っていくものです。
それならなってしまうことに悩むより、生物としての人間がやるべきことは、まずはちゃんと食事をし、休息をとり、生活を維持していくことです。
そしてささやかだけど変わりない日常に喜びを感じることではないでしょうか。
一番のリスクである健康に留意して、とにかく生き延びていくことが最優先だと思うわけです。
そんなことを感じた銀河衝突の話でした。