アセットアロケーションてなんだろう。
資産運用の記事を読むとアセットアロケーションとかポートフォリオとかいう言葉がよく使われています。
わかったつもりで読んでいますが、なんだかよくわかっていないのが正直なところです。
昨晩会社帰りに僕なりの解釈を考えてみましたので書いておきたいと思います。
そもそもアセットとは資産のことですから、資産のないひとはこんな面倒くさいことを考える必要はありません。
僕もそのひとりですが、仕事で実務上必要なのと、もともと資産形成に関することに興味があるだけです。
アセットは現預金をはじめとした「流動資産(フロー)」と土地や不動産を代表とする「固定資産(ストック)」に分かれます。
株や公社債などの投資有価証券は後者の仲間です。
そしてアロケーションは配分のことですから、資産を現預金で持つのか、不動産を持つか、それとも株式などのリスク資産なのか、そういった割り当てを決めることをアセットアロケーションと言います。
資産3分法でいえば、この現預金と不動産と有価証券を均等に分散するのが最適とされていますが、この通りに資産を持つひとを世間では資産家とかお金持ちと呼んでいます。
有価証券(金融商品)には株と債券の2つありますが、それぞれリスクがあります。
現預金をすべてリスク商品にしてしまい、いざ現預金が必要なときにリスク商品が無残な状態ですと身動きが取れなくなってしまいます。
特に株などは半値になっても耐えられるレベル、つまり余剰資金でやるべきというのは当たっていると思います。
家や賃貸物件などを購入するときも現預金ゼロ、フルローンで資産は不動産だけでは震災や火災をはじめとする、もしもの災難に対処できません。さらに借入返済にともなう金利リスクもあります。
ポイントはやはり安全資産とされる現預金をどれだけ持てるかということです。
現預金がないなら余計な心配などせずしっかり働けということですね。
キャッシュポジション(手持ちの現預金)を潤沢に取れるひとは最強です。
甘い言葉に騙されないようにする必要はありますが、そもそもアセットアロケーションなどという言葉を知る必要もないのかもしれませんね。
アセットアロケーションという言葉を覚えても、それを使う必要のない人生だなとぼんやり思う会社帰りの夜でした。