一番のリスクは健康じゃないかとあらためて。
健康診断で血圧が高かったということと、細く長く働いていくためにも身体を鍛え直す必要性を感じた僕は、朝の散歩とストレッチ、プールに軽いシャドウボクシングを3ヶ月続けてきました。
これなら秋に登山も挑戦できると意気揚々と日々を過ごしていました。
しかしながら、9月上旬に右太もも裏が痺れて歩くのも困難な状況になりました。
慌てて近くの病院でMRIを取ったら先生が「なんでこんなことになっちゃってるんだ!すぐに大きな病院に行きなさい。」と診断されてしまいました。
十分に大きな病院のはずの病院からさらに大きな病院へ行けと言われ、何か自分ではコントロールできない「ヤバい」状況になっている恐怖を味わいました。
大きな病院でも「アスリートでもならないような筋肉の中の方に血が溜まってる。なんでこんなことになっちゃってるんだろう?これはムズイなあ」と言われ気持ちは半泣き状態でした。
結果的に2週間にわたり太ももからぶっとい注射で血を抜き取ってもらいましたが、10月に入った今日も包帯は取れず血は抜ききれていない状態です。
健康のためにと必死にやってきたことがリスクにもなることを思い知らされました。やはり50過ぎのおっさんです。
もうひとつ感じたのは、病気や怪我に直面するとそのほかの悩みや不安を忘れてしまうことでした。仕事のこと、お金のこと、人間関係などなど、スッポリ抜けちゃうもんですね。
もしかしたら心筋梗塞が太もも内で起こったのかもとか、右足が使えなくなったらどうするかなあ、とか不安が恐怖を助長します。
そうなるとほかのことは些細なことばかりに思えてきます。
そう些細なことばかりなんです。
ひとの悩みは「金銭」「人間関係」「健康」の3つがもっとも大きいそうです。すべての悩みを消し去ることはできません。
それでもそれぞれのリスクを少しでも軽減できるような生き方をしていきたいとあらためて感じた1ヶ月でした。
特に「健康」にはですね。
足が良くなったらまた一歩づつ歩きはじめようと思います。
今度はゆっくりと足元を見つめながらです。