小さなことからこつこつと、貯金箱の効用。
金融商品の手数料、ポイントカードの還元率などにはものすごくシビアなのに、実生活での金遣いはザルという方もいらっしゃると思います。
僕も今でこそ外呑みや付き合いの酒は減りましたが、スタバでのコーヒーは相変わらずですし、スーパーやコンビニでは何の躊躇もなく買い物をしてしまいます。
おにぎりや惣菜の買いすぎ、たいして読まない雑誌など気がつくと千円札があっという間に減っています。
お金と仲良くなるにはお財布の中の紙幣を逆さまにするといいとか、長財布にすると金運アップするとか諸説ありますが、バカにできないのはやはり貯金箱です。
僕の会社のデスクには信金さんからもらったかわいい貯金箱が乗せられています。
ほかの社員から何ですかこれと笑われていますが。
財布に小銭があると必ずこの貯金箱へ入れることを習慣にしています。
1円、5円、10円、たまに500円玉を放り込んでいきます。
今では財布に小銭があると落ち着かないレベルです。
貯金箱が満杯になると小銭をタフレンで家に持ち帰り、今度は「だるま弁当」の貯金箱に移し替えています。
我ながらショボい会社員です。
しかしながら、小銭貯金の効用はバカにできません。
もともと使い勝手のない小銭です。
それが期待せぬまとまった金額で戻ってくるのはそれなりに嬉しいものです。
運用や儲け話で数パーセント増やすより簡単で着実な資産形成です。
お金の多寡にかかわらず資産形成とは、こんな繰り返しではないでしょうか。
つまり、支出を抑え守りをしっかりとすることです。
日頃小銭を軽視しがちですが、すべての道は1円からです。
一攫千金を夢見て宝くじを買い続けるより、まずは100円ショップで貯金箱を買ってみるのもいいんじゃないでしょうか。