欲しいものがあるときは一度立ち止まってみよう
7年ほど前に夏休みを使って家族でハワイを旅しました。
滅多に行けない旅行ですし、それはそれは天国にいるようなひとときでした。
帰り際にホテルの案内係から「人生は短いですよ、もっともっと楽しまなきゃ」と言われ激しく同意したのを覚えています。
そう人生は楽しんだもの勝ちです(by ロバート・ハリス)。
その気になってしまった僕は毎年ハワイに行こうと4トラベルを見たり旅行会社のパンフを集めたりと熱にうなされたようにハワイの情報を集めました。
しかしながら、その後一度も海外に行くことはありませんでした。
ハワイを計画していると、当時小学生だった子どもに「お金もったいないよ」と言われたことがずっと引っかかっていたからです。
お金の価値観などたいして持ちあわせていないはずの子どもに教えられました。
冷静に考えれば、4人家族でのハワイは1回あたり百万円コースです。
仮に7年連続で渡ハすれば7百万円を散財していたことになります。
あきらかに自分の背丈を超えています。
家族との時間や思い出はお金に替えられないものです。
2018.5.14の記事でも、旅に出ることで得るものがたくさんあると書きました。
しかし、家計の資金繰りと財務の見通し(将来の備え)は大事です。
やみくもに欲しいものを手に入れていたのでは家計はいづれ破綻してしまうでしょう。
投資も同じことです。
本当に欲しいときの判断は間違っていることが多いです。
買いたいとき、売りたいとき、たいていの場合自分の判断とは逆へ向かいます。
買いたいときこそ徹底的に待つです。待つも投資です。
買えなくて損するわけではありません。
ハワイのことがあってから、投資に限らず欲しくて欲しくてたまらないことがあると一度立ち止まるようにしています。
Be cool !! です。
なかなか難しいですけど。